1980年~

1989年に起こった歯のNEWSや世界・日本のニュース

1989年というのは激動の可能性を秘めた年でありました。

1989年に、旧文部省(現文部科学省)が設置した研究班が、歯科治療の現場で発生している金属アレルギーに関しての大規模な疫学的調査を行なったのです。

その調査にかかわった一人である中山秀夫医師は、金属アレルギーの恐ろしさについてこのように語っています。「患者の歯にかぶせた金属が塩分によって溶解し、それが体内に流入していけば発病するリスクはかなり高い。だから歯科治療の金属アレルギーをめぐっての研究に着手したら、驚くほど多くの患者が出てきた」と述べているのです。

当時は原因不明とされていた皮膚疾患が、水銀や銀、銅、ニッケルなどの、歯科治療で使われていた金属のアレルギーに原因していることを明確にしました。このことは全国を驚愕させたのです。

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