現在では多種多様なデンタルグッズが販売されており、電動歯ブラシやマウスウォッシュ・フロスなどどなたでも気軽に購入することが出来ます。こ
れだけデンタルグッズが販売されている背景には、日本も北欧や欧米におくれを取りましたがオーラルケアの重要性が認識されたからだといえます。各時代ごとにデンタルグッズの流行りはありますが、1950年~1959年にかけて流行ったものは「ナイロン製歯ブラシ」です。
それまでは中国産の豚毛と牛の脛骨を柄にした歯ブラシが市販されており大変高級なものでした。多くの庶民は竹の先端をブラシ状にしたもので歯を磨いていましたが、1950年に初めてナイロン毛とプラスチック製の柄が付いたブラシがアメリカから輸入されて安価でしっかりと歯磨きが出来ると人気グッズになりました。
その後国内でも生産されるようになり、オーラルケアには欠かせないアイテムになっています。