1990年~

1990年~1999年の歯に関する時代背景とは

1990年代の歯に関する大きな出来事と言えば、まず第一に市販の歯磨き粉にフッ素が含まれるようになったことでしょう。

この時代は、12歳児の虫歯本数が平均4本と、まだまだ虫歯になる人が多かった時代でもあります。そんな状況を改善するため、科学的に唯一虫歯に対しての効果が証明されているフッ素を利用し、治療ではなく予防をしていこうという流れになった分岐点になった年代であるとも言えます。

さらにこのころは、保険対象の診療が広がり、従来の保険診療だけでは経営が成り立たなくなってしまうという、医療業界全体においても大きな出来事が起きた時期でもあります。

このころを境に、各医院が予防治療や審美治療などの分野で特色を持たせ、他との差別化を図らなければ生き残れなくなる時代に突入していきました。

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